いつも真剣勝負で

今回は、以前、「おお!」と感じた言葉をご紹介します。

ギャラリーでも触れたことのある、秋山真志(「職業外伝」著者)さんはとても言葉を大事にされる方です。
秋山さんは常に「自分が書くべきこと」「自分だからこそ書けること」を念頭に置いて、お仕事に向き合っています。
彼の言葉の中でも、私の心を打ったのはこちらです(ご本人の承諾を得て、過去の文章から抜粋しています)。

—★—・・・—★—・・・—★—・・・—★—・・・—★—・・・—★—・・・

大体、作家と編集者というのは「命のやり取り」をするのである。作家を見ると、部数をはじき出す編集者や営業の顔色ばかり窺っている編集者がいるが、ぼくはそんな相手とは「命のやり取り」をしたくない。真剣勝負なのである。

—★—・・・—★—・・・—★—・・・—★—・・・—★—・・・—★—・・・

翻訳者も、一回が「真剣勝負」です。でも、自分の仕事を振り返ってみて、思いました。

自分の仕事で、「命のやり取り」をしているかな?

作家さんと編集者という関係は世間的にはとても特殊のようですが、翻訳者も文章を練る仕事です。どこかで「自分の命をこの仕事に吹き込んでいるか?」「命のやり取りをしているか?」と意識しなければ、いつまでも三流の仕事しかできないのでは?と感じました。

なにを大げさな、とお思いの方もいるかもしれませんが、言葉ひとつで人生は大きく変わるもの。特に文章で商売をしているのならなおさらです。
真剣勝負で翻訳と言葉に向き合うという気概を、自分に対して常に問いかけよう、と思いました。

秋山さんの著書、「職業外伝」は、過去の職業の方にじっくり向き合った名著です。
私は大事に少しずつ、味わいながら読んでいます。
今はなくなりつつある職業を偲びながら。

○o。+..:*○ マド ○o。+..:*○

クリックで画像表示されます。
連打OK。10種類。

広告