大法廷と小法廷の意義

ご存知のとおり、最高裁判決は日本でも一番効力のある判決です。
でも、その最高裁にも大法廷と小法廷がある、というのは一般的にご存じない方も多いようです。

大法廷は15人の合議体です。大して小法廷は5人。この差は大きいですね。
また、公平な審理のため、諮問委員会を発足し、学識経験者、検察官などが委員として答申にあたります。これも大きな違いです。

国民にとって最高裁判決は重要な決定です。でも時代と共に古くなる判決もあります。過去の最高裁判決(憲法は戦後なので最高裁判決、民法については明治期からの判決を含むので、大審院判決)を覆す判決は非常に重たいもの。そのような過去長きにわたって有効とされてきた判決を覆す場合には、大法廷を開きます(他にも大法廷を開く理由は多々ありますが、ここでは割愛します)。

裏を返すと、そのように最高裁判決まで進んだ事案を覆すような判決というのは、なかなか存在しません。似た案件は数多くありますが、大くは今まで出た判決から答えが導き出せます。ですから、大法廷判決そのものの絶対数が少なく、なおのこと価値を増すといえます。

最高裁判決が出たときは、大法廷か小法廷かに注目してみるのが、法曹関係者の基本的なスタンスですね。いずれもすぐには変更はされませんが、小法廷ならしばらく経ったら覆る判決が出る場合もあります。一方、大法廷だと覆る可能性はまずありません。少なくとも数十年間は。
大法廷判決はそれほどに効力を発揮し、司法の考え方の筋道をつけているといえます。

あるタレントさんが「最高裁まで闘います!」とおっしゃっているようですが・・・離婚訴訟で最高裁というのはちょっとないかな・・・。

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