英語長文の読み方(主に司法試験受験者向け)-②

前回の続きです。

⑤①~④までの総合力を判断、苦手を克服
読んだ英文から設問を解き、本当に意味を取れているかを再確認しましょう。
もし答えを間違えていたら、5文型を覚えていない、単語力がない、など基本的なところをもう一度押さえます。原因がどこにあっても一朝一夕にはいかないので、数ヶ月くらいのスタンスで毎日音読し、単語を調べながら、どの文章でどう使われているかを覚えていきます。

音読を重ねると、苦手な箇所がわかるようになります。
仮定法、関係詞、分詞構文など、何が苦手かを把握して、そこをしっかりやりこみます。練習問題がたくさん載っているドリルのような感じのものをオススメします(私は薄いドリルを何冊もやりました)。薄いとすぐに終わり、達成感もあります。

※単語を覚える上で大事なのは、単語だけを丸暗記しないこと。語の成り立ち、語源、接頭辞、接尾辞なども辞書で調べておきます。一日に調べる単語は必然的に少なくなるので、本当に何ヶ月もかかりますが、忘れません。音もしっかりチェックして、発音して覚えます。
接頭辞、接尾辞、語源、を押さえると、似た単語が出てきたときにつなげて覚えることができます。大変なようでも、実は後々役に立ちます。辞書を選ぶ時は、こうした点も踏まえて選びましょう。

おまけ。
辞書の選び方ですが、電子辞書でも紙の辞書でもいいと思います。
私は仕事柄、時間との勝負なので、キーボード上で呼び出せるよう、ATOKに辞書をリンクさせています。また、EIJIROやEBWIN、青空Wing、LogoVista(経済・法律用語のみ)など、「辞書的なもの」全てを入れると数えられないくらい使っています。

ただし、学習者の方はここまでやる必要はありません。語源、接頭辞、接尾辞、集合名詞、可算不可算、動詞変化など、基本的なことが載っている1冊で、できれば二色だと直感的に見やすいですね。

電子辞書の方が早いと思う方がいるかもしれませんが、紙の辞書も慣れると一発で開くことができますので素早さでは特に変わりません。語学は体を使った感覚でも磨かれると私は思っているので、紙の辞書を手でめくることで子音と母音の結びつきなども覚えた気がします。でもデジタル・ネイティブの方は私とは違う感覚を養って言語を習得していく気もしますので、個人的な経験則として紙の辞書も悪くないですよ、と言うに留めておきます。

辞書媒体よりも大事なのは、単語を調べておいて、文章や使われているシチュエーションと一緒に覚えること。テキストの余白に意味を書き込んでおいて、音読しながらチェック、が効率的だと思います。

単語カードの作成はオススメしません。書いている間に音読できるし、その単語だけ覚えても意味がないからです。文章がどう使われているか、冠詞がついているか、複数形か、文章の係り受けなどはカードを作っても見えてこないので。

「こんなんで上手くなるかよ!」というツッコミもあると思います。
そんなときは、この本で気持ちを立て直しました。

トーフルで650点―私の英語修業
日野 信行 著
(クリックでリンク先表示)

古い本ですが、恩師から読むように言われた一冊です。どれだけ音読が大事かがわかると思います。
(良書にもかかわらず、今ではほぼ読まれていない本です。ふと思い出したので、ピックアップしておきました。)

そして再度いいますが、アメリカ英語、特にジャーナリズムはシンプル化が進んでいます(司法を除く。実はココが大問題とされているのですが・・・この話はまたいずれ)。簡単に、わかりやすく、を基本に書かれていますので、必ず読めるようになります。特に日本の教育で学ぶ英語の文法はよくできていて、ケンブリッジ英検のCPEでも網羅していないくらいの文法を学んでいると感じました(CPEの難しさは文法とは違うところにあるのですが・・・)。

なかなか英語が上手くならないと、「日本の英語教育がダメなんだ」という気分になるかと思います。確かに英語教育の問題は多々あるのですが、文法については、日本人に合った教授法になっていると思います。これまで受けてきた英語教育に自信を持って大丈夫です!

司法試験は長期目標を立てて進むもの。中だるみや飽きが来るときもありますので、少しでもやりがいや自分の成長を感じられるといいですね。

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