ATOK辞書

先日、一太郎2017が発売になりました。
「詠太」という読み上げソフトが欲しかったのと、他の原稿も書きやすくなったという情報を入手したので、購入してみました。
その際のポイントがかなりたまっていたので、ATOKで使える辞書をいくつか買いました。

私が買ったのは、ロングマン英英/英和辞典 for ATOK、角川歳時記 for ATOK、角川類語辞典 for ATOKです。
まず、一太郎を買った時点で、ATOK用の辞書がいくつか入っています。入力段階でキーボードから手を離さずに、意味を表示することができるので、重宝しますね。

今回はそれにプラスする形で、歳時記と類語辞典、そしてLongman英英を入れました。
歳時記は、通常と同じく、文字変換時に表示されるのを待ちます。辞書を変更するにはEndキーをクリックします。

Longman英英も基本的には同じなのですが、日本語入力をオフにしていると使えません。変換ソフトなので、当たり前なのですが…ちょっと使いづらいかも。ここは少し改良していただきたいですね。

そして今回、楽しみにしていたのが類語辞典。
私はRuigo.jpを使っていますが、他の類語辞典も使ってみたかったので導入しました。
これも変換するのですが、入力時にCtrl+Tabキー。左手を駆使して検索します。キーボードから手が離れないのは同じなのですが、やはり使い勝手が少し違うので慣れるまでに時間がかかりそうです。

今回の辞書導入で一番気をつけようと思ったのは、自分がATOK辞書を導入したという意識を持つことでしょうか。
辞書を持っていてもすっかり忘れて引かなければ、意味がありません。特にこのATOK辞書はタイムラグが多少あります。急いで文字をタイプしていると、辞書が入っていること自体忘れてしまいます(現に、今の今まで、広辞苑が入っているのを忘れていました…。なんてこと…)。
翻訳者にとって辞書はついポチッとクリックで買ったまま、日常の仕事に流されて設定すら忘れがち。持っている資産を把握しなくては、買った意味がありませんしね。

これからはマウスに手を伸ばさずに、効率的な調べ物ができそうです。

○o。+..:*○ マド ○o。+..:*○

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親指シフト04-導入方法01

さて、orz配列を試すことにした私ですが、あの配列になかなか慣れることができませんでした。
その理由を私なりに分析して、どうにかして普通のキーボードで親指シフトを使ってみようと試みました。

ちなみに、こちらがyamabukiのorz配列です(画像はお借りしたものに私が少しマークしました。小文字にまるをつけています)。

orz配列
orz配列

見てわかるように、真ん中の白いキーは、基本的に使いません。
また、右手小指の横に、Deleteキーがあって、つい押してしまいます。
私が感じた不便さをまとめると、こんな感じでしょうか。

1. 真ん中の分かれ目が分かりづらい
2. キーボードの表記が実際のorz配列ではない
3. ホームポジションが分かりづらい
4. 余計なキーを押して、文字を消してしまう
5. キータッチの練習なんていちいちやってられない

この問題を解決すべく、色々と考えてみたところ、いい方法を思いつきました。

「シール・デ・親指シフト」!

(「デ」とか「ラ」とか入れるとなんとなくかっこいい気がしましたが、すべっている感満載です・・・)

用意するのは、100均で売っているシールと、マニキュア。
手先の感覚を大事にする私としては、マニキュアはわりと大事な気がします。でも、必須ではありません。
キーボードはこちらを購入しました。無変換キーがMキーの下にあるタイプで、安いものを探しました。

(ちなみに、現在は違うものを使用しています。)

以上が準備その1です。
次回は、作業に入ります。

つづく。

○o。+..:*○ マド ○o。+..:*○

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親指シフト03-余談ですが。

ここではyamabukiやorz配列については触れないことにしていましたが、質問がありましたので少し書きます。

http://yamakey.seesaa.net/

親指シフト用ではないキーボードで親指シフトをするには、右手の変換キーがNの下にないと厳しいです。
ただ、そんなキーボを探すのは大変です。
そして、右手のキー割り当てが左手より多い。
この2点をカバーすべく、キーボードの右手配列の部分をまるっと右側に移動させたのが、orz配列です。
そして、orz配列を読み込むソフトが、yamabukiですね。私もこのソフトを使っていて、いまのところは快適です。
(あまりに速く打つとyamabukiがついてこれないということもあるようですが・・・)

Japanist2003についてのお問い合わせも数件ありますが、私は使っていないというか、Japanistを全く知らなかったので比較自体をしていません。「まずはお試しで、お金をかけずに親指シフトを導入!」がコンセプトだったので。
また、翻訳者はATOKが主流なので、私はyamabuki+ATOK(+共同通信社ハンドブック)のみを使用しています。

(チェック案件が入ると、共同ハンドブックが役立ちます。アナログも最新版を持っていますが、やはりデジタルが便利ですね。このあたりのチェックツールについてはまたいつか触れます。)

次回はこのyamabukiを使ったorz配列の習得方法を書きます。

○o。+..:*○ マド ○o。+..:*○

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親指シフト02-いきなりですが、導入後

前回、orzの習得法について書きますと言っていたのですが、今回は先に結果論を。

(いろんなご意見をいただいており、私のスタンスを最初にはっきりさせておく必要を感じましたので。長いです。)

私はあくまでも「おためしで導入してみたい」という発想だったので、「安いキーボード(以下ローマ字入力キーボード)でトライしてみる」というところから始めました。
最初から高い専用キーボードを買って、結局、親指シフトが合わなかったときが怖かったので、小さく投資する作戦です(最初から専用キーボードを買って投資する手もあると思います)。

ローマ字入力キーボードだと、どうしても配列が気になります。そのため、orz配列の導入にしました。
ですので、このブログではorz配列をどうやってマスターしたか、ということのみに触れます。
(その他の配列、yamabukiの限界などについては、検証していないので触れません。まだまだ初心者なので、正直よくわからない、というのが本音です。)

ところで、私は20年以上ローマ字入力を使ってきました。その間、ソフト開発会社で数年働いていたこともあり、ローマ字入力でも思考がスムーズでした。
つまり、特に親指シフトにする必要のない人間の典型です(笑)。

こんな私が翻訳のお仕事をいただくようになりました。
本当にひょんなことからでしたので、翻訳のこと、業界のこと、なにからなにまで急いで情報をかき集めながらの試行錯誤でした。
とにかく他の方がやっていることを真似してみようと考え、気になっていた親指シフトを導入することにしたのです(ちなみに、翻訳業界の方のほとんどは親指シフトではありません)。

以下、私が感じた親指シフトについてまとめます。

・習得時間と労力
正直、時間も労力もかかりました。
特別な練習はせず、いきなりすべての文書を親指シフトに切り替えたので、最初は一文字打つのも大変でした。
また、ローマ字入力で思考していたので、その切り替えも大変でした。打ち方が違うと、本当に言葉が出てこないのです。
これにはかなり焦りました。慣れると、きちんと言葉は出てくるようになります。
ただ、使い始めて4ヶ月ほどですが、まだまだ思考も指先もこなれていない気がします。器用な方は数日で使いこなせるみたいです。

・英文入力
今は比較的スムーズに打てていますが、英文タイプは時々間違えます。以前はなかったことです。
オンサイトのお仕事もありますので、先様のパソコンでお仕事をすることもしばしばです。いまだにローマ字入力の方が私にとって速いとはいえ、前に比べると格段にスピードが落ちています。打ち間違いも多くなりました。
ここもデメリットでしょうか(両方のタイピングの切り替え練習をちゃんとやれば、回避できると思います)。

・押下の回数
腱鞘炎予防にいい、というのが親指シフトのメリットのひとつだと思います。確かに、指先をばたばたさせることはなくなります。
翻訳者にとって手は大事な一生ものの道具なので、長年、ケアしてあげなければなりません。
その意味では、親指シフトは手に優しいといえます。
また、よく訊かれるのが、親指への負荷です。親指の位置はほぼ定位置なので、動きません。腱鞘炎は「動く」ことで負荷になると言われているので、親指を常に使っていても負荷はそこまで高くない気がします。
ただ、マウスの腱鞘炎の方も多いので、親指シフトを導入したからといって腱鞘炎予防になるかどうかは謎です(私はマウスによる腱鞘炎でした)。

・で、結局、親指シフトってどうなの?
人体はそれぞれなので、キーパンチをどれだけやっても腱鞘炎にならない人はいます。特定の動きがだめな人もいるでしょうし。
また、ローマ字入力でスムーズな思考ができていれば、親指シフトに変える必要はないとも思います。
私も導入直後は挫折しかけていました。急ぐ仕事のときにはローマ字入力に戻していましたし。

それでも続けていたのは、「翻訳者として『手書きに近い感覚で』日本語をタイプしてみたい」という思いからです。
手書きについてはまたいつか書くつもりですが、日本語の感覚を大事にしたいと思う方は、やはり親指シフトがいいと感じます。もちろん、タイプと手書きは全く違う作業なのですが。

この感覚はどう表現したらいいかわからないのですが、ローマ字入力と日本語の関係が異種格闘技としたら、親指シフトで入力する日本語は「がっぷり四つの大相撲!」です。(すみません、たとえもわかりづらいですね・・・)

要はどちらでもいいのですが、より「日本語らしさ」を求める方、多少不便な時期があっても手書きの日本語に近い感覚を求める方にはオススメします(再度わかりづらいたとえでいえば、リングがいいか、土俵がいいかの選択です)。

また、すぐによさが実感できない方もいると思いますし、瞬間的に「これはいい!」と感じる方もいるのかな、というのが私の結論です。
始めてすぐにできるようになるものでもないのですし、デメリットも多少はあるように思えます。私はまだまだローマ字入力の方が速いです。

でも私は・・・いまのところ、このまま親指シフトを使うと思います。せっかく使えるレベルにまできたので、スキルを放棄するのはなんだかもったいなくて。それに、やはり年齢を重ねて手が使えなくなるのが怖いですし(←やはりここが一番の理由かも・・・)。

ということで、時間に余裕があり、なおかつ「やる意義がありそう!」と思える方、ぜひどうぞ!

次回から、私がどうやってローマ字入力用キーボードを親指シフト用キーボードにしたか、についてまとめます。

○o。+..:*○ マド ○o。+..:*○

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親指シフト01-私が導入するまで

さて、記念すべき第一回は、親指シフトについてです。

「指先が語る」と言われる親指シフトに挑戦したのは、実は数年前でした。

そのころの私は親指シフトのなんたるかすら理解しておらず、「わからないままに挫折」しました。当時は翻訳を生業にすることはまったく考えていなかったので、モチベーションを保つことができなかったのです。実際、ローマ字でも十分でしたし。わざわざキータッチを変えるほどのことをしなくても、と思っていました。

ただ、文章に関わる人生をそれなりに歩いてきたので、やはり親指シフトへの興味は薄れず。
今年になってから一念発起して、親指シフトについて学ぶことにしました。

親指シフトといえば、まずキーボードですね。
今はFUJITSU社からしか出ていない、あの特殊キーボードが必要なのでは、と考えるだけで腰が引けてしまいます。いいお値段ですし、実際に触ってみるとしっくりこない方もいるのでは?

あのキーボードでなくても、どうにかして普通のキーボードで親指シフトができないか。
そう考えたところから、私の試行錯誤が始まりました。

探してみると、同じように考えた方がかなりの数いらっしゃいました。
その中でも、やまぶきというソフトをリリースしているこちらのサイトは、とても勉強になりました。
http://yamakey.seesaa.net/

(ここではorz配列については触れません。詳しい方が何人もおられるので、そちらに譲ります。)

ちなみに私はこの当時、Win7を使用していました。その後、マシンがトラブルに見舞われ、Win10に急遽買い換えました(うう・・・)。

次回は、orz配列をどうやって効率的に学んだか、について書きます。

○o。+..:*○ マド ○o。+..:*○

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